ライザップの結果にコミットするの意味とは?
結果にコミットする。
ブーッチブーッ、ブーッチブーッと小気味いいBGMとともに流れてくるライザップのコマーシャルの決めゼリフといえば「結果にコミットする。」だと思います。
ライザップ成長の立役者の一つにある印象的なTVCMに込められた「結果にコミットする。」の【コミット】とはどの様な意味が込められているのでしょうか。
パーソナルトレーニングを世の中に広めた一つの要素、コミットについて掘り下げてみたいと思います。
コミットの意味とは
ライザップ以前から【コミット】はIT系やコンサル系の職場でよく使われていました。
- その納期コミットできるの??
- メンバーは皆コミットしています!絶対成功させます!
こんな使用方法で、なんとなく詰める雰囲気の時に、覚悟を示す時に使う意識高い系の和製英語の横文字のセリフだと思っていました。
約束する、誓約する(自動詞)
~に責任を持つ、~と約束する、~を誓う、~を明言[表明]する(他動詞)
~に全力を傾ける
引用元:英辞郎 on the WEB
用例に合わせるとこんな日本語になるかと思います。
- 納期に必ず間に合わせる責任は持てるの?
- メンバーは皆全力を傾けています!絶対成功させます!
コミットと聞くとなにか凄そう…!ただ日本語の方が伝わりやすいような……。
外資系のコンサルが使う和製英語呪文は、しっかり理解できないけれども意味凄そうに聞こえる例のように感じてしまいますね。
ライザップ(RIZAP)CMにおけるコミットの意味とは
「結果にコミットする」このキーフレーズは、直訳すれば
「(ライザップが)結果に責任をもつ」
「(ライザップが)結果に全力を傾ける」
「(ライザップが)結果を約束する」
こんな意味でしょう。
30日返金保証もこの取り組みに納得がいかなければ返金するという彼らサービスの組み方にも現れていますね!
自信を持って言い切ることでお客としては安心・信頼してサービスを受けられるため、より結果が出やすいというプラスの循環もあるように思います。
特にダイエットに関して言えば、失敗し続け、リバウンドを繰り返している人もいます。リバウンドを繰り返すとより太りやすい体質になることが知られており、自信を失っている人も多く存在しています。自信を失っている人は次々と新しいダイエット手法に飛びついてしまい、結果が出ないを繰り返してしまいがちです。そんな人に「(ライザップが)結果(痩せること)を約束する」と言い切ることは、身を委ね、目移りさせない事で結果を出しやすくするというブランディングの効果もありそうです。
もちろん、ライザップは科学的なトレーニング手法、教育されたトレーナー、管理栄養士が監修した食事のアドバイスなどコミットを達成するための仕組みがあります。
パーソナルトレーニング業界でよく聞く横文字ワード
コミット、コミットメント以外にパーソナルトレーニング業界でよく聞く、横文字ワードを列挙してみます。
- メソッド:方法・手法
- ボディメイク:体作り
- マンツーマン:一対一
- リバウンド:跳ね返り(元の体型・体重に戻ってしまうこと)
- クライアント:お客様、顧客
こんなところでしょうか。
『独自のマッサージメソッド!!』と書くとすごそうですが、『独自のマッサージ方法!!』と聞くと若干トーンダウンするように聞こえませんか?
ライザップで当てはめてみますと……。『ライザップが長年の研究で培ったマンツーマントレーニングを含む複数のメソッドにより、クライアントのボディメイクのサクセスをコミットします。』
どうでしょうか?
ここまでしつこいと逆に胡散臭くなりますね(笑)
古くはルー語(タレントのルー大柴さんの英語と日本語の混ざった言葉遣い)や外コン(外資系コンサル)かぶれのような胡散臭い印象を持たれてしまいます。
意味が分かりそうで分からない(ちょっとニュアンスが強く聞こえる)、そんな横文字はサービスをより魅力的に見せる一つの手段かもしれません。ただ、メリハリや用法用量には注意が必要に思いました。